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    <title>「神戸ぶんか」異聞</title>
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    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>
    <subtitle>愛する神戸だからこその辛口コラム</subtitle>
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    <title>「神戸ぶんか」異聞　完結のお知らせ</title>
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    <published>2006-07-21T09:13:21Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>　本コラムの筆者である朝日カルチャーセンター・神戸 館長 中山剛氏が、2006年...</summary>
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        <![CDATA[<p>　本コラムの筆者である朝日カルチャーセンター・神戸 館長 中山剛氏が、2006年7月14日にご逝去されましたので、「神戸ぶんか」異聞は、第40回をもって完結させていただきます。</p>
<p>　私は、中山氏のご依頼により2006年4月に当ブログを開設し、今まで蓄積されていた原稿を一挙に掲載させていただきました。以降は管理を任され、逐次、コラムを掲載させていただいておりました。</p>
<p>　そして、7月7日、私に第40回の原稿を送付したとのご連絡をいただいた直後の会議中に倒れ、意識不明の状態に陥られ、7月14日、医師の懸命の努力にもかかわらず、家族に見守られて他界されました。</p>
<p>　中山氏は朝日カルチャーセンター・神戸の館長としての業務も多忙で、コラムの執筆も月に1回程度ではありましたが、今後はコラムの執筆に精力的に取り組むとともに、新たなカテゴリーとして“日々雑感”を設け、コラムだけでなく日々の生活の中で感じたことも掲載していくと言われていた矢先であり、私としても残念でなりません。</p>
<p>　中山氏のご冥福をお祈りするとともに、中山氏に敬意を表し、当ブログはこのままの形で残しておきたいと思います。</p>
<p>　読者の皆様、短い期間ではありましたが、誠にありがとうございました。</p>
<p class="right">（2006年7月21日）</p>
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    <title>第40回 老舗とともに残したい　~「トアロード」の魅力~</title>
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    <published>2006-07-07T12:37:42Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>通りを跨ぐアーチの「TOR ROAD」が、トアロードと知る手がかりになっているが...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo200"><img src="/kobe/images/photo_40.jpg" width="200" height="260" alt="第40回の写真" />通りを跨ぐアーチの「TOR ROAD」が、トアロードと知る手がかりになっているが……（神戸市中央区で）</p>
<p>　久しぶりにトアロードを歩いた。阪神大震災前に比べると空が狭い。見上げるようなビルが増えたせいか、圧迫感を感じる。神戸に住み始めた約30年前のトアロードは、シックな大人のストリートだった。元町通りやセンター街が「動」、トアロードは「静」であった。</p>
<p>　TOR　ROAD。神戸らしい名がハイカラで、他にはない店の集まりが魅力だった。ブティックの草分け「エスターニュートン」、米国スタイルのドラッグストア「アメリカンファーマシー」、洋菓子と喫茶の「コロンバン」など、忘れられない店が多い。</p>
<p>　震災後は雨後のタケノコのように雑居ビルが増え、通りは一変した。カラフルな看板が目立ち、雑然とした雰囲気に。日本のどこにでもある街と変わらない。通りを跨ぐアーチに「ＴＯＡ　ＲＯＡＤ」というロゴがあって、ようやく神戸の街とわかるほどだ。</p>
<p>　マキシン、クロス、デリカテッセン、ハイウェイ……。昔からの名をとどめる老舗がトアロードらしさを今に伝えているが、通りとしての魅力は失われてしまった。</p>
<p>　街並みは変化する。これは経済優先の世の中では仕方が無い。しかし、失われた大切なものは二度と戻ってこない。街並みは、いったい誰のものなのか。神戸がこれからも観光で生き残るのなら、今こそ「景観」を真剣に考えるべきではないだろうか。老舗の持ち味が残る建物や店構えを残しておきたい。トアロードの一角に立って、そう考えた。</p>
<p class="right">（2006年7月7日）</p>
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    <title>第39回 オリックスが大阪中心へ　~市民の観戦が球団育てる~</title>
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    <published>2006-06-23T05:46:50Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>スタジアムでの観戦を呼びかける清原と中村選手の写真（神戸・三宮で） 　プロ野球・...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/kobe/images/photo_39.jpg" width="260" height="200" alt="第39回の写真" >スタジアムでの観戦を呼びかける清原と中村選手の写真（神戸・三宮で）</p>
<p>　プロ野球・オリックス球団は、いま兵庫県と大阪府で認められているフランチャイズ（本拠地）を、08年から大阪府に一本化する意向を示した。さっそく来年（07年）の神戸での試合数を20に減らすという。</p>
<p>　オリックスグループが大阪ドームを買収したとばっちりだ。球団が試合を自分の球場のある大阪に集中したいと考えるのは、経営ポリシーとしては当然のことだろう。しかし、阪神大震災以来、「がんばろうＫＯＢＥ」を合言葉に、復興の象徴となってきた球団にすっかり親しみを持ったファンは多いはずだ。そんなファンに背を向けることになる。兵庫県からパ・リーグの球団が姿を消し、楽しみにしていた日本シリーズ・阪神対オリックスの「兵庫県マッチ」も夢に終わってしまいそうだ。</p>
<p>　今季のオリックスは、清原、中村両選手の加入で、ＰＲにも力を入れている。神戸・三宮の中心にある交通センタービルでも、「スタジアムに見に来てや！！」と、2人の大きな写真を1階のガラス壁面いっぱいに掲げて、ファンに観戦を呼びかけている。</p>
<p>　野球ではないが、ヨーロッパのサッカーチームを支えているのは、本拠地の地元市民だといわれる。サッカー評論家のセルジオ越後さんは、「市民1人がシーズンに1回、観戦に行くだけで、チームの経営が成り立つ場合が多い。気持ちの上ではもちろん財政的にもチームを育てるのは、地域住民の応援だ」と説いている。</p>
<p>　オリックス・バッファローズが大阪へいってしまう、と嘆く前に自分はいつ応援にいったかを考えてみよう。とりあえず、神戸グリーンスタジアム、いや、正確には「スカイマークスタジアム」へ、足を運ぼうではありませんか。</p>
<p class="right">（2006年6月23日）</p>
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    <title>第38回 神戸市文書館って？　~建物の由来にそむく~</title>
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    <published>2006-05-20T08:52:50Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>神戸市文書館。かつては神戸市立南蛮美術館だった。建物は、昭和10年代に建てられた...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo200"><img src="/kobe/images/photo_38.jpg" width="200" height="260" alt="第38回の写真" >神戸市文書館。かつては神戸市立南蛮美術館だった。建物は、昭和10年代に建てられた（神戸市中央区熊内町8丁目で）</p>
<p>　新幹線新神戸駅からバス通りに沿って東へ歩いて10分。通りの南側に神戸市文書館がある。昭和10年代に建てられた“昭和モダン”の洋館。南蛮美術品を収集していた篤志家が、作品を収納する美術館として建て、市へ寄贈したものだ。長い間、旧神戸市立南蛮美術館として神戸市民に親しまれてきた。</p>
<p>　その後、南蛮美術品が市立博物館に吸収され、建物は文書館に衣替えした。「まったく機能を果たしていませんよ」と、歴史専門の大学教授は批判する。文書館には「新修神戸市史」編集のために収集した資料が保存されている。だが、市史も肝心の「古代・中世」編は未完で、発刊のめどが立っていない。教授は「文書館の職員は管理するだけで、古文書を読める人がいない。調査・研究は神戸大学に委託している。こんな状況では、市民が訪れてもあんまり意味がないし、事実ほとんど利用する人はいない」と、手厳しい。</p>
<p>　実際、文書類では江戸時代の商家関係のものが数種類あるにすぎない。すでに刊行された本「新修神戸市史」に詳しく書かれた文書を、わざわざ見にくる人が少ないのも当然だろう。</p>
<p>　美術館時代の30年前に、ここで重要文化財の「泰西王侯騎馬図」「南蛮屏風」「聖フランシスコ・ザビエル像」などの名品を見た私としては、この建物が文書館というのは寂しい。南蛮美術品にふさわしい器をという篤志家の思いをよそに、文書館にしてしまったのは、行政の大きな失点だった。</p>
<p class="right">（2006年5月20日）</p>
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    <title>第37回 由緒ある旧居留地の町名　~「神戸検定」にピッタリ~</title>
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    <published>2006-04-29T15:37:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>上：神戸市地下鉄「旧居留地・大丸前」駅の案内板下：「浪花町」筋を示す銘板　（いず...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/kobe/images/photo_37.jpg" width="260" height="380" alt="第37回の写真" />上：神戸市地下鉄「旧居留地・大丸前」駅の案内板<br />下：「浪花町」筋を示す銘板<br />　（いずれも神戸市中央区で）</p>
<p>　東から順に、東町→伊藤町→江戸町→京町→浪花町→播磨町→明石町→西町と並んでいるのはどこでしょう？　いま流行の「○○検定」が神戸で展開されたら、こんな問題が出題されるに違いない。答えは、神戸市中央区にある旧居留地の町名だ。</p>
<p>　こんなありきたりの名前が、どのようにして付いたのか。江戸、浪花、京と日本を代表する都市名と兵庫県の地名を並べたに過ぎないが、ひとつだけ気になるのが伊藤町だ。当時、初代の兵庫県知事に就任した伊藤博文に因んで付けられたようだ。</p>
<p>　旧居留地は、新しい神戸市の地下鉄海岸線の駅名にもなっている。「旧居留地・大丸前」。ひらかなで１６文字。ローマ字で綴ると23文字にもなる。こんな長い名前をだれがきっちり口にできるだろうか。でも、由緒ある歴史的な名前を採り入れたことは、評価できる。それにしても、有名デパートの名とミックスしたのは、なぜなのか。</p>
<p>　旧居留地の建物で店舗を展開するというアイデアを十数年前に持ち出したのが、大丸神戸店の店長だった。これがヒットした。ブティック、レストランなどハイクオリティーの店を重厚な建物の中にというのが、神戸っ子に受けた。</p>
<p>　地元の経済評論家は「これからの神戸では旧居留地が売り」と持ち上げ、「人は三宮、元町から旧居留地へ流れる」と予測する。</p>
<p>　明石では最近、「たこ検定」なるものが行われ、500人を超す物好きが参加した。検定のようなイベントが好きな神戸も、黙っているはずがない。神戸検定があれば、エキゾチック神戸を形づくった旧居留地の問答が多いはずだ。あらためて旧居留地の勉強をしなければ・・・・・・。</p>
<p class="right">（2006年3月17日）</p>
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    <title>第36回 12年ぶりにみこし行列　－4月の生田祭で三宮地区</title>
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    <published>2006-04-29T15:36:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>４月に生田祭が行われる生田神社。今回は地元・三宮地区が当番で、商店街をみこし行列...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/kobe/images/photo_36.jpg" width="260" height="200" alt="第36回の写真" />４月に生田祭が行われる生田神社。今回は地元・三宮地区が当番で、商店街をみこし行列が練り歩く（神戸市中央区で）</p>
<p>　神戸・生田神社のおまつり「生田祭」の神輿（みこし）行列が4月15日に、12年ぶりに三宮の商店街を練り歩く。この行列は、神戸市内12地区の氏子が順番に担当するしきたり。三宮地区が前回担当したのは大震災の前年、平成6年だった。地元・商店会などで組織する委員会は、今回は震災復興を喜び、同時に神戸空港開港を祝うイベントにしたいと、盛り上げをはかっている。</p>
<p>　神戸の大氏神・生田神社の生田祭は、1800年も続くといわれる伝統行事。当日は、午前中に奉幣（ほうべい）祭という神事が本殿であり、午後から神幸祭を行う。神幸祭は、神を神輿にのせて地域を巡る「お渡り」行事。のぼり、髙張提灯、太鼓に続いて、獅子舞、武者、お稚児さん、子どもみこし、神輿が歩き、宮司、役員らが従う。地区委員会や神社側は、「みごとに震災復興を遂げた新しい町の様子を神に見ていただきたい」といい、どこをどう巡ればいいかを検討中だという。</p>
<p>　もともと神社の祭りの趣旨は、地域の人々と神の出会いの場、というもののようだ。その意味で、このようなイベントを地域の発展とつなげようという考えは、いいことだ。政教分離の原則から、住民にも宗教行事を遠ざける風潮が強まって久しいが、みんなで参加できる行事は、みんなで盛り上げていい。新しい現代的な町並みの中に、古来の行事を溶け込ませるのは、結構ではないか。協力といえば、経済的な援助ばかりではない。物心両面の支援が必要だ。「華美にならず、心のこもった祭りにしたい」というのが委員会の方針。沿道で見るだけでなく、神輿の奉仕者として列に参加するのも、ひとつの協力の形だろう。</p>
<p>　商店街は、セールのたびに新企画を打ち出して集客を計るのもいいが、せっかくのすばらしい伝統行事に合わせたＰＲを考えるのも一手だろう。</p>
<p class="right">（2006年2月20日）</p>
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    <title>第35回 テナントは見学だけ　~ビルの消防訓練~</title>
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    <published>2006-04-29T15:35:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>消防訓練での心臓蘇生の模擬訓練。「AED」＝手前＝の取り扱い実演もあった（神戸市...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/kobe/images/photo_35.jpg" width="260" height="200" alt="第35回の写真" />消防訓練での心臓蘇生の模擬訓練。「AED」＝手前＝の取り扱い実演もあった（神戸市中央区のセンタープラザで）</p>
<p>　神戸・三宮の中心街、センタープラザなどの商業ビルで、共同自衛消防訓練があり、テナントの一員として参加した。</p>
<p>　「プラザ西館3階の店舗から出火」との想定。模擬の煙がたかれる店舗で、自衛消防隊員がてきぱきと、連絡、消火、負傷者搬送にあたり、訓練は「計画通り」に行われた。このあと、中央消防署から、ＡＥＤの取り扱いを含めた心臓蘇生の実際を学んだ。</p>
<p>　ところで、AEDって、なに？と思う人が多いはずだ。Automated External Defibrillatorの略で、日本語では自動体外式除細動器という。停止した心臓の回復に電気ショックを与えるための小型器械。昨年の法改正で誰もが扱えるようになり、町のあちこちに設置されている。三宮でも各商店街の防災センターに置いてある。高齢化社会が進むにつれて心臓病で倒れる人が増えている。１秒を争う心臓突然死の対策の一環だ。それにしては、何という名称だろう。「ＡＥＤ」という略語では、なかなか普及しないはずだ。せっかくの威力ある器械だが、使おうにも一般の人は名称で尻込みしてしまいそうだ。もっと分かりやすい日本語の名前をつけるべきだ。</p>
<p>　もうひとつ、訓練には各店舗から多くの人が参加したが、大半は見学していただけだった。管理者から「火事になれば、ビル内では自動的にシャッターが降りて・・・・・・」との説明があったが、実際にどのシャッターがどう閉じるのか、それに応じて店内の一般客をどう誘導したらいいのか、といった訓練はなかった。テナントにとって肝心なのは、客の被害を出さないことなのだが。</p>
<p class="right">（2006年1月30日）</p>
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    <title>第34回 新空港をめぐる税投入　~神戸市の弁明は不可解</title>
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    <published>2006-04-29T15:34:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>神戸空港利用の旅を誘う商店会のポスター 　2月16日の神戸空港開港を控えて、「一...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/kobe/images/photo_34.jpg" width="260" height="180" alt="第34回の写真" />神戸空港利用の旅を誘う商店会のポスター</p>
<p>　2月16日の神戸空港開港を控えて、「一番機で飛ぼう」などの呼びかけが街にあふれ、開港ムードが盛り上がっている。だが、財政運営面では、行く手に何やらおかしな雲が立ち始めている。</p>
<p>　「神戸空港に市税は投入しない」としていた神戸市がここへきて、空港整備事業会計に市税の一部を繰り入れる起債償還の可能性を示したからだ。1998年の議会で「空港建設に市税を投入しない」との決議をしていた神戸市議会は、市の方針転換にあきれ、野党議員らから批判の声が上がっている。</p>
<p>　読売新聞によれば、矢田立郎市長は10月の市長選で「空港にいっさい市税を投入しない」と公約していたという。ところが、当の矢田市長ら市側は「（起債償還は）管理運営費の一部としてとらえられる。建設ではない」と主張し、市議会決議には反しないとの見解を示している。市のこうした姿勢転換は、航空機の着陸使用料収入が大幅に落ち込む見通しになったことに対する措置と受け取られている。就航する航空機は小型機が多く、思うほどの収入につながらないとみられる。 </p>
<p>　為政者が「白いネズミだ」といえば、黒いネズミも白と認められる、といういのが政治の世界の常識、と言った政治家がいたが、今回の神戸市の態度はそれに似ている。市長選からわずか 3か月足らず。こんな市長を投票率の低い選挙で選んだ市民にも責任の一端があろうが・・・・・・。</p>
<p>　3月22日の当コラムで「（空港をめぐる神戸市商法の）お手並みをじっくり拝見することにしよう」と書いたが、我田引水気味の主張を弄することが「新商法」では、先が思いやられるというものだ。</p>
<p class="right">（2005年12月26日）</p>
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    <title>第33回 神戸ルミナリエ、「光の第二章」って？</title>
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    <published>2006-04-29T15:33:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>ルミナリエの「光の彫刻」は、昼に見ると白い板。これに無数のランプがちりばめられて...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://cyber-field.com/kobe/">
        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/kobe/images/photo_33.jpg" width="260" height="200" alt="第33回の写真" />ルミナリエの「光の彫刻」は、昼に見ると白い板。これに無数のランプがちりばめられて、光を放つ<br>（神戸市中央区の東遊園地で）</p>
<p>　神戸の歳末恒例「KOBEルミナリエ」が、中央区の旧外国人居留地と東遊園地で9日から始まった。阪神大震災犠牲者の鎮護を願って、その年の 12月から始まった光の祭典は、今年が11回目。美しく輝く光の彫刻は、神戸の冬の風物詩としてすっかり定着した感がある。</p>
<p>　この催しに、総額約6億円もの莫大な費用がかかるという。その割には地元への還元が少ないというのが、商店関係者の一致した見方だ。催しは、兵庫県、神戸市、神戸商議所、観光団体などで組織する「委員会」が主催する方式で、資金は、募金や助成金、イベントグッズの売上金などで賄われている。近隣の商店街や企業も大口の募金をしている。しかし、会期中に訪れる500万人もの客の大半は、会場に行って帰るだけというケースが多いようで、商店の売り上げに、なかなかつながらない。</p>
<p>　夜の催しだけに、見終わっても商店や飲食店に立ち寄らない。買い物も、会場販売限定の記念品に人気はあるが、一般の商品までには及ばず、商店街は、思ったほど潤わないと聞く。 </p>
<p>　開催当初は、 3年限りの計画といい、それが5年までとか言っているうちに、「継続を望む声が大きい」と、１年延ばしして10年。今回のテーマは「光の第二章」。よくわからないが、これまでの10回に重ねて、これからの10年に入るのが第11回、との宣言に聞き取れる。 </p>
<p>　費用の大半が、この「光の彫刻」を創り出したイタリア人アートディレクター側に支払われる。責任の所在があいまいな「委員会」方式を信用しないわけではないが、せめて寄付の行方だけは明確にしてほしいと思うのは私一人だけではないはずだ。</p>
<p class="right">（2005年12月9日）</p>
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    <title>第32回 工事現場に完成ビル出現?!</title>
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    <published>2006-04-29T15:32:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>ビルの壁面？いいえ、工事現場を覆うシートに描かれたイラスト。完成したビルとそっく...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo200"><img src="/kobe/images/photo_32.jpg" width="200" height="260" alt="第32回の写真" />ビルの壁面？いいえ、工事現場を覆うシートに描かれたイラスト。完成したビルとそっくりの絵を張り巡らせたグッドアイデア<br>（神戸市三宮町2丁目で）</p>
<p>　基礎工事が終わったばかりの建設現場に、あっという間に南仏のシャトー風の“ビル”が出現した。神戸市三宮町2丁目の一角。よく見ると、このビルは、現場を覆う大きなシートに描かれた絵だ。こげ茶色の壁に、白い輪郭の窓やテラスが鮮やかに浮かぶ。それは、完成予想図で、実物そっくりのイラストだった。</p>
<p>　 建物は、大手アパレル「ワールド」（神戸市）の店舗ビル「メディアテラス」。地下1階、地上4階の建物には、若い世代を対象にした服飾、雑貨、飲食店が入るという。繁華街の真ん中での大掛かりな工事だけに、ほこりや騒音を避けようと、現場をすっぽり囲んだ。このような工法は多いが、全体に完成図を張り巡らせるのは、新しいアイデアだ。見ていて楽しくなってくる。</p>
<p>　 センター街の西の入口にあり、トアロードに面したこの一角は、神戸大震災のあと、長い間空き地になっていただけに、人々の関心が高い。「何ができるのかな」と、足を止めて工事に目を向ける人たちを、このイラストは、十分に納得させている。</p>
<p>　 この年末までに開店の予定だが、「オープン前から建物の存在を広く浸透させたい」というワールド側の魂胆は、成功しているようだ。</p>
<p class="right">（2005年10月4日）</p>
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    <title>第31回 センターサウス通りって？</title>
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    <published>2006-04-29T15:31:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>しゃれた街角と店を紹介している三宮センターサウス通りのパンフレット 　「Cent...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/kobe/images/photo_31.jpg" width="260" height="200" alt="第31回の写真" />しゃれた街角と店を紹介している三宮センターサウス通りのパンフレット</p>
<p>　「Center South」。表紙にそう書かれた小冊子がある。全部でわずか24ページのパンフレットだが、なかなかしゃれている。「三宮センターサウス通り」の店舗紹介のパンフだ。</p>
<p>　どこにあるの、その商店街？　三宮本通の南一帯だ。こぢんまりとした店が軒を寄せ合うように並んでいる。</p>
<p>　きっちりとしたパンフになると、街のありようがよくわかる。つい、歩いてみたくなって、パンフを片手に出かけた。</p>
<p>　牛肉の「三ツ輪」、天ぷらの「二見寮」、サーロインの「三宮ステーキ」、洋食の「あいはら」、焼き鳥・釜飯の「豊国」、そばの「志奈乃」……。食べ物の店は老舗、名店が多い。昔からの神戸っ子には、いずれもなじみのある名前ばかり。</p>
<p>　三宮・元町一帯の通りには、いろいろ工夫した名が付けられていて楽しい。最近のヒットは「トアウエスト」だろう。文字通りトアロードの西側一帯。若者向けの現代風な店が相次いで現れて、新たな文化ゾーンを創り出している。三宮地下街ができたとき、この商店街を「さんちか」と命名し、そのローマ字表現を「Santika」と提言したのは、神戸在住の有名詩人だった。「Sanchika」では、モダンな感じが伝わってこない。通りや街のネーミングがいかに大切か、神戸の街は随所でそれを示している。</p>
<p class="right">（2005年8月9日）</p>
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    <title>第30回 絵画個展を前に作品紛失</title>
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    <published>2006-04-29T15:30:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>次々に送られてくる展覧会案内のはがき（本文と関係はありません） 　先ごろ神戸市内...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/kobe/images/photo_30.jpg" width="260" height="200" alt="第30回の写真" />次々に送られてくる展覧会案内のはがき（本文と関係はありません）</p>
<p>　先ごろ神戸市内の有名美術画廊で開かれた兵庫県内在住画家の絵画展を前に、主催者側が、その絵画展のメイン作品（10号、油絵）を紛失した。ヨーロッパを題材にした力作だった。</p>
<p>　同展の案内はがきに、その作品の写真を大きく載せていたため、主催者は急遽、別の作品をあしらったはがきを刷り直し、「私どもの不手際により（案内状に掲載した写真作品が）出品できなくなりました」との旨の「おわび」を書き添えた。 </p>
<p>　最初の案内状作成で印刷会社に渡し、戻ってきた作品を主催者が保管しているうちになくなったという。ダンボールに包み、保管棚に置いてあったが、他の展覧会の作品入れ替えなどに紛れて消えたらしい。
当の画家は「近くのごみといっしょに捨てられた可能性が大きい」と憤る。</p>
<p>　主催者側が手落ちを認めて弁済する手筈になっている。しかし、こんなことでいいのだろうか。作家の魂とも言うべき作品の扱いがあまりにもお粗末だ。文字通り「商品」を扱う態度としか思えない。なくなった作品はかなりの値がする、と聞く。これが、もっと高価な高名な大家の作品だったら「保管棚」扱いではなかっただろう。これといった紛失対策はとられていなかった。「値踏み」したような扱いをしていた画廊側に、「商売」優先の気配を感じて仕方がない。「文化」を商いにしている者の一人として、もって他山の石としたい。</p>
<p class="right">（2005年6月21日）</p>
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    <title>第29回 新緑の六甲山に親しもう</title>
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    <published>2006-04-29T15:29:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>六甲山の新緑を背に校舎の屋上に泳ぐこいのぼり（神戸市中央区の雲中小学校で） 　新...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo200"><img src="/kobe/images/photo_29.jpg" width="200" height="260" alt="第29回の写真" />六甲山の新緑を背に校舎の屋上に泳ぐこいのぼり（神戸市中央区の雲中小学校で）</p>
<p>　新緑の季節だ。六甲山の木々の緑が目に眩しい。市街地の背後に屏風のようにそびえる 六甲山は、神戸市民にとって最も馴染みのある山だ。</p>
<p>　 しかし、この六甲山が100年前は岩砂むき出しのはげ山であった事実を知る人は少ない。当時の人々が生活の糧に木々を伐採したため、丸裸になったのだ。そこで神戸市が植林を始め、100年をかけて現在の姿に甦らせた。六甲山はこの一世紀の間に、人間の愚かさと英知を経験した山かもしれない。</p>
<p>　もし神戸に六甲山が無かったら、神戸の魅力は半減する。30分あれば海にも山にも行ける。そんなアクセスのよさが神戸の売りだ。1,000万ドルの夜景も六甲山があればこそ。ミナト神戸も六甲山というパートナーを得て、いっそう輝きを増すのである。</p>
<p>　そして、忘れてはならないのがあの大震災。人工的なものはことごとく被災したのに、六甲山の佇まいは変わらなかった。あの時、六甲山は無言で人々を癒したのだ。六甲山よ、ありがとう。</p>
<p>　布引の滝の登り口に住んでいる私には、六甲山は近すぎて、いつでも行けると思うのか、なかなか足を向ける機会が少ない。 日ごろの喧噪から、簡単に抜けられる六甲の自然。こんなにいい環境を利用しない手はない。大いなる六甲山に見守られて暮らす神戸市民に呼びかけたい。「もっと六甲山に親しもう」と。</p>
<p class="right">（2005年5月12日）</p>
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    <title>第28回 残った！町なかの桜の木</title>
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    <published>2006-04-29T15:28:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>桜の木は残った！駐車場の一角に残った桜。今年も溢れんばかりの花を咲かせ、近くの人...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo200"><img src="/kobe/images/photo_28.jpg" width="200" height="260" alt="第28回の写真" />桜の木は残った！駐車場の一角に残った桜。今年も溢れんばかりの花を咲かせ、近くの人たちの心をなごませた（神戸市中央区熊内町で）</p>
<p>　予想よりかなり開花が遅れた今年の桜。静かに咲いて静かに去った――。日本の春を象徴する桜の話はこの間、多くのメディアで取り上げられ、人々は桜に、めいめいの「春」を感じたに違いない。</p>
<p>　すでに散り初めたが、神戸市の町なかの一角にある桜の木の話を紹介したい。</p>
<p>　それは、桜の名所・生田川に近い中央区熊内町の住宅街にある古木だ。雲中小学校の通学路のそばに立つこの木は、もともと私立ラファイエル幼稚園の前庭にあり、木の下で遊ぶ園児の成長を見守ってきた。ところが、数年前に幼稚園が閉園となった。園舎が壊され、跡地に住宅が建った。前庭は舗装され、車５、６台分の駐車場になった。工事が始まったとき、「桜の木は切られる」と、だれもが思った。だが、この土地の新しい持ち主は、桜を残した。車１台分のスペースを取れるのに、根元の土とともに残した。それまで毎年、この桜を楽しんだ人たちはほっと胸をなでおろした。</p>
<p>　粋なはからいで残った桜は、今年もたくさんの花をつけ、ふっくらとした優美な姿を見せた。通学の子どもたちが、また、買い物の主婦らが、満開の桜を見上げた。夜は隣の人がライトアップをして、いっそう際だたせ、薄暗い通りは、文字通り花が咲き、周囲の人の心をなごませた。</p>
<p class="right">（2005年4月16日）</p>
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    <title>第27回 空港経営、神戸市の手腕は？</title>
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    <published>2006-04-29T15:27:00Z</published>
    <updated>2009-07-08T13:48:48Z</updated>

    <summary>完成間近な神戸空港の管制塔庁舎（神戸市中央区の空港島で。神戸市提供） 　建設中の...</summary>
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        <![CDATA[<p class="photo260"><img src="/images/photo_27.jpg" width="260" height="200" alt="第27回の写真" />完成間近な神戸空港の管制塔庁舎（神戸市中央区の空港島で。神戸市提供）</p>
<p>　建設中の神戸空港を見学した。埋め立て工事はすでに全体の8割以上が進み、220haの陸地ができあがっている。2,500mの滑走路が姿を表し、建設は順調に進んでいる。開港が来年2月16日と決まり、仕上げの工事が急ピッチだ。</p>
<p>　空港はポートアイランドの南沖を埋め立てた空港島に造られている。すでにエプロン（駐機場）のコンクリート舗装が終わり、11基の照明灯も備わっていた。ポートライナーの延伸工事も順調で、うねった白い線路が島へ伸びている。</p>
<p>　山を削って宅地を造り、その削った土を海に埋めて島を造る――。このアイデアが「神戸市商法」といわれ、市は「神戸市株式会社」と揶揄された。この工法も空港島が最後という。計画当初は、空港建設反対運動がさかんだったが、いまは鳴りをひそめた。</p>
<p>　関西空港と目と鼻の先に空港を造って採算が合うのか、との声も大きかった。だが、開港と同時にSKY、ANA、JALの3社が就航し、1日30便が発着する見通しという。「三宮から16分で空港へ」と、市街地に近い空港を売り物にしている。ともあれ、神戸市商法「空港の巻」のお手並みを拝見することにしよう。</p>
<p class="right">（2005年3月22日）</p>
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